下手の横好き

 練習していること、しょっちゅう練習しているような気がする。人生を。そんなことの繰り返しで今日まで来た。これでいいのか俺の人生は、と、思ったりもする。物事を先送りしながらを繰り返して今日まで来たが、それでも必死であったのは確かだ。だから結果には後悔はしない、と思っている。

 今練習していること、5月にNHKののど自慢に応募したのでその曲の欄集を車やバイクを運転しながら大声で歌っている。まだ予選にも出られるかどうかわからないのにである。だいぶハガキは出し続けているが、ハガキの時点で選外になることの方が多い。そんな中で一度だけ予選に出ることができた。ここでの倍率もほぼ10倍であるから、かなりの壁である。それでも予選を想定しての練習をするのである。これも楽しみというものだ。こうして楽しみを作り出して人生を楽しめたらいいのではないかと思う。

 もしも、予選に通って本選で鐘を鳴らして、チャンピオンにでもなったらNHKホールということもありうる。そんなことを思いながら5月のその日を楽しみにするのである。

私の習慣

  習慣にしていること、それは早朝ジョギングです。そう、走り始めてから38年にもなります。何事も長続きしない私にしては良く続いたものだと、我ながら感心しています。

 継続は力なりと言いますが、この習慣が身についたころから健康面でのいい面が見えてきました。若い頃には年に数回は風邪をひいたりして、熱を出して仕事を休むこともあったのですが、走り始めてから77歳の今日までそのようなことがなくなりました。本当に健康体と言える体です。私が始めた習慣と相まって、丈夫な体に生んで育ててくれた両親に感謝です。

 私の年代になると多かれ少なかれ、何かしらの病を得る人が多いのですが、病院とはお友達になることは今のところありません。そうはいっても年を重ねると体力が衰えることは確かです。ジョギングのおかげで元気だと言いましたが、走りのラップを見てみると、若い頃からすると確かに、かなり落ちてきています。

 朝から走る距離も50代ごろには10キロ、15キロと走っていたのが今では8キロ前後とだいぶ少なくなってきました。距離は少なくなっても走った後の爽快感は変わりません。冬場の寒波の時はあまり無理はしないことにしています。走った後の食事が美味いのが健康の何よりの証のように感じます。

 早朝ジョギングだと夏以外はまだ暗い時がほとんどです。朝の4時に起きて走りますから。そんな中、五感で感じる季節を満喫しながら走っています。今の季節は沈丁花の春を感じさせるほのかな香りが漂ってきます。晴れた空を見上げると満天の星がこれまたなんとも雄大にそこにあります。時折流れる流れ星に願いをしたり、と。今の年齢で走る8キロ余りの時間にいろんな楽しみがあるのです。

 77歳は喜寿と言います。中国から伝わった還暦や、古希と違って、喜寿室町時代の末期に日本で生まれた習わしだそうです。喜の字を草書で書くと㐂と書くところから、これを七十七と読んで、喜寿としたとあります。七が二つでラッキーセブン、喜寿はさらに七が一つ加わってトリプルラッキーというわけです。今年喜寿の私としてはぜひともトリプルラッキーとなってほしいものと思います。その年にこのブログを始めるのもまた新しい習慣にしたいと思います。ここから新しい出会いや感動を頂けたら幸いです。